私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


私達は、お互いに寂しい何かを
抱えていて。


その何かを癒すために


言葉を交わして


手を握って


身体を重ねるのだ。


「もう、……っだめ」


『ごめん、止めてあげれない。』


困ったように眉をしかめる隼が
愛しくて、私は隼の首に腕をまわす。


身体の熱を共有する行為は、
とても幸せで


『夏織、どこにも行くなよ。』


「……っ行かないよ、」


どこか切ないものだった。


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