私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中
「……もう、ご勝手にどうぞ。」
寝起きの面倒くささが手伝って私は、もうどうされても良くなってしまった。
『……。』
私の言葉に、ばっと起き上がった隼は、
驚いた顔で私を見つめてくる。
……何なんだろう。
『夏織が積極的って…
雨でも降るんじゃない?』
「うざっ。」
私は、そう言い残してソファーを後にする。
パチッ。
『まぶしっ…』
電気をつけると、眩しそうに顔をしかめる隼がいてなんだか笑ってしまった。