私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


「じゃあ、ご飯食べよっか。」


『じゃ、その後タオルなしで一緒にお風呂ね。』


「聞こえませーん」


『聞こえてるくせに。』


「……ッッ!」


耳元で囁かれた声に、思わず肩を震わせれば、やっぱり隼に笑われてしまう。


「馬鹿っ」


『んー?』


「阿呆っ」


『えー?』


「……うっざい。」


『はいはい。』


私の攻撃を、すいすいとかわすコイツにはやっぱり敵わない。
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