僕が彼女を選んだ理由


ーコツン


頭に軽くなにかがあたり、僕は頭を上げて上を見上げる。


「おつかれ。はい、ポカリ。」


天瀬澪だった。


天瀬さんのペットボトルが軽く僕の頭に当たっていた。


「えっと…名前なんだっけ?」


「成海優。」


「成海くん、疲れて水分とってなかったみたいだったから。
疲れてても水分とらなきゃダメだよ」


「……ありがとう。」

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