女子に壁ドンされるまで。






僕は、そんな沖田さんを見ながら思ったんだ。




こんな風に僕の袖のボタンが取れてることに気づいて直してくれて、あんなピンクの可愛らしいハンカチ持ってて、花や動物に優しくて……














言葉とやり方は乱暴だけど







実は、誰よりも女の子らしくて






きっと……

誰よりも女の子扱いされたいって願ってる










「はい!できたよ!」











だから僕、決めた!

その願い、これから僕がずっーと叶えてあげるよ!
















『ありがとう!……玲緒奈ちゃん!』







「!!……//////////。」
























僕が女子に壁ドンされるまで、




あと少し。








ーendー





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