好き✕好き
――モグモグ
黙々とじゃがり○を食べる透李君。
ほんと……どれだけ好きなの?
すると、私の視線に気づいたのか一旦食べるのをやめこちらを向いた。
「なに?ほしいの?」
「えっ?!ううん、違うよ!」
「ふ〜ん。……食わせてやろうか?」
透李君は、一一瞬つまんなさそうな顔したあとイタズラを思いついた子供のようにニヤリと笑った。
「はっ、はいっ?!い、いいいいいですっ!!自分で食べれるもん!」
あせりすぎて、言葉を噛みすぎる私。
は……はずかしー…///
「ふっ…美愛焦りすぎ。可愛い」
透李君は、優しく笑ったあと私の頭をポンポンとしながらそう言った。