好き✕好き
お母さんだって入ってるじゃん〜

わたしがじーっと見てるとお母さんは思い出したようにニコッと笑い私をみた。

「そうだっ!透李くんと行ってきなさいよ〜!彼氏なんでしょ?」

「はいっ?!透李くんにも予定があるし…」

第一、透李くんはもう行っちゃったかもしれないじゃん。

うーん?でも、よく考えると透李くんと行きたいなぁ〜

よしっ、ここは彼女の特権使っちゃいますか!

「ちょっと、電話してくる!」

寒いけどこたつの中から抜けると自分の部屋に駆け込んだ。


ドキドキしながら携帯を取り出す。
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