余命宣告少女に恋をした病持ちの少年
「余命宣告……ですか…」
僕と同じで……もう少し…なのか…?
「……よ、ろひ、く……おえがい…ひまふ…!」
その時、少女が声を発した。
「え?喋れるの…?」
すると僕が言ったことを看護師が手話で花咲さんに言った。
花咲さんは
「う…ゆ……ちょっと…はけなら…らけど…」
どうやら聞くことは無理でも話すことはできるらしい。
「よろしくね、花咲さん」
看護師が手話をする。
「……!!うゆ!よろひく、でひゅ!」
そしてにっこりと笑った
その時何故か僕の心臓の鼓動が早くなった
その原因は知らないまま。