天才な彼を笑わす方法
1~隣の席は?~
「きゃああああああっ!!」
あ、おはようございます。
いきなり叫んでしまい、驚いたよね?
だって、目覚まし時計が壊れているんだもん!
昨日の夜セットした時は壊れていなかったのに!
私はバタバタと階段を降りる。
私が家族と住む家は、2階建ての一軒家だからね。
でもって、私の部屋は2階だから、階段を降りるの。
て、こんな呑気に説明している場合じゃないんだよ!
だってだって、遅刻しちゃいそうなんだもん!
今日は私が近くにあるまあまあの普通高校・土木沢(とぎさわ)高校に進学して、初めての土日明けの授業!
つまり今日は月曜日ってこと。
てかごめん!
今説明している場合じゃないや!!
「お母さ~ん!!」
「あらおはようカナコ」
「あらおはよう、じゃない!
なんか目覚まし時計壊れているんだけど!」
「え?
昨日止まって治したばかりじゃない?」
「だから可笑しいんだよぉ~!」
私は目覚まし時計をお母さんに投げつけた。
お母さんは見事キャッチ!
お見事です!!
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