天才な彼を笑わす方法
宇佐美先輩の恋
☆一光side☆
俺、宇佐美一光。
何だか久々登場の気が…。
まぁ良いや。
俺、実はかなりの女好き。
でも、特定の彼女ちゃんはいないの。
和歌奈ちゃんとか清楚で可憐で、好みドストライクだけど、和歌奈ちゃんには光一がいるからな―――…。
カナコちゃんも先輩に取られているし。
はぁ…可愛い子いないかなぁ?
ドンッ
「あ、すみません」
「ご、ごめんなさい」
ぶつかり、目の前に座りこんでいるのは、稲村桜ちゃん。
理事長の娘さんだけど、この間カナコちゃんと先輩を危うく殺しそうになっていた。
「桜ちゃん…」
「宇佐美先輩、失礼いたしましたわ」
「へ?」
「この間は宇佐美先輩の弟さんのお友達である、なーくんとカナコちゃんに怖い思いをさせてしまって…」
ペコンッと頭を下げる桜ちゃん。
その可憐な姿…。
美しい!!