天才な彼を笑わす方法
私は…出来ると思うな。
だって今…私しているし。
「カナコさん、瀬川様」
後ろから和歌奈さんと宇佐美くん登場!
「おめでとうございますわカナコさん!
凄いじゃないですか4位だなんて!」
「おめでとう。
俺ら邪魔したのにな」
「ありがとう和歌奈さん、宇佐美くん。
私もあの結果には驚いているんだ~」
移動教室…音楽室前でワイワイ騒ぐ。
「瀬川様はさすがですわね!」
「瀬川は相変わらずだよな」
和歌奈さんと宇佐美くんが瀬川くんを褒めるけど、全く瀬川くんは無視。
つまらなそうな顔をしながら、窓の外を見つめている。
「ほらあなたたち。
外で話さないで中で話しなさい?」
「「「は~い」」」
音楽の先生に言われ、中へ入る。
思うんだけど。
何でテスト明けにいきなり授業?
確か普通クラスはお休みのはず…。
はぁ。
特進クラスも楽じゃない。