私が恋した最強ヤンキー様


「梓‼︎‼︎
おはよっ」



翌日、制服に着替えた私がリビングへ向かうとお兄ちゃんがすごい勢いで私に挨拶をしてくる。



「あ、うん。
おはよ」


「昨日はごめんなぁ‥。
煌我さんに悪気はないんだよ。
だから許してやってくんねーかな?」



何よ。
血の繋がった妹より煌我さん煌我さんって。



「もう‥気にしてないしいいよ。
昨日のことはもうなかったことにする」



どうせ、煌我さんは私のこと本気で好きとかそんなんじゃないだろうし。

私だって、煌我さんみたいな人すっごい苦手だもん。

だから、昨日のことは悪夢って思うことにした。



「梓‥。」


お兄ちゃんは納得行かないような顔をしてたけど、知らんぷりして

「じゃあ、行ってきます‼︎‼︎」

家を出た。



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