私が恋した最強ヤンキー様
キーンコーンカーンコーン♪
いつもと変わらない学校生活1日を終える鐘が学校に響く。
「佳菜美ばいばい!」
「あ、ばいばい梓」
今日も1日平凡で幸せな学校生活でした!
昨日のことは本当に夢だったんじゃないの?
って思うくらい。
いや、夢だったんだよ。
そうに違いない。うんうん。
「残念ながら夢じゃねーんだなこれが」
っえ⁈
私の心の声に言葉を返してくるものだから、びっくりして声がした後を振り向く。
「お前、心の声漏れてんぞー。
1人でブツブツ言ってんのはさすがに怖い」
最悪。
今、誰よりも会いたくない人に会ってしまうなんて。
私、これから運のない人生送っていく気がする。