私が恋した最強ヤンキー様
「ふーん。
そのサッカーの試合って梓の好きな奴いんのか」
「そ、それは‥‥っ」
煌我さんってストレート過ぎて戸惑ってしまう。
「図星か。
まあ、せいぜい頑張れば」
無表情で煌我さんが言う。
応援してくれてる‥‥のか?!
「あ、はい…。
ありがとうございます…」
お礼は一応言っとこう。
「どういたしまして。」
煌我さんはちょっと微笑んでそう言う。
「じゃあ俺そろそろ行くな。
またな」
煌我さんはさっきの人たちの後を追って行ってしまった。
「あずさぁ〜、お待たせ!
寝坊しちゃった」
佳菜美は10分遅れで到着。
「大丈夫だよっ」
「ありがとう〜!!
さっ、行きますか」
「うん!!」