私が恋した最強ヤンキー様
「ただいまぁ〜」
学校も終わり、お家へと帰宅。
今日も平凡な1日が終わるはずだったのに‥‥。
玄関を開けて入った足元には、お兄ちゃんだと思われる靴ともう一足の靴。
あれ⁇誰か来てるのかな?
お母さんとお父さんは仕事だしなぁ。
両親ともに夜遅くまで仕事。
帰ってこない日もあるくらい。
だからお父さんとお母さんではない。
「お兄ちゃん誰か来てるのー?」
とりあえずリビングへ向かう。
「おう。梓おかえり」
お兄ちゃんがリビングから出てくる。
「あ、お兄ちゃん。
誰か来てるの?」
「あ‥うんまぁ」
お兄ちゃんはいきなり目を泳がす。
むむ。何か怪しいぞ。
私はお兄ちゃんをどかしてリビングにズカズカ入り込む。
「あ、梓‥おい‥!」
お兄ちゃん何をそんなに焦って‥‥。
「‥よぅ。お前が梓だよな?」
リビングのソファーに座っていた男に話しかけられる。
え‥‥。
待ってなにこの人‥‼︎
この人を包み込むオーラーがものすごくて私は足が固まってしまう。
‥‥ちがう。
今までヤンキーというヤンキーはたくさんみてきたはずなのに
この人はレベルというかオーラーそのものが違う。