私が恋した最強ヤンキー様


「ただいまぁ〜」


学校も終わり、お家へと帰宅。

今日も平凡な1日が終わるはずだったのに‥‥。



玄関を開けて入った足元には、お兄ちゃんだと思われる靴ともう一足の靴。



あれ⁇誰か来てるのかな?


お母さんとお父さんは仕事だしなぁ。


両親ともに夜遅くまで仕事。

帰ってこない日もあるくらい。

だからお父さんとお母さんではない。



「お兄ちゃん誰か来てるのー?」


とりあえずリビングへ向かう。



「おう。梓おかえり」



お兄ちゃんがリビングから出てくる。



「あ、お兄ちゃん。
誰か来てるの?」


「あ‥うんまぁ」


お兄ちゃんはいきなり目を泳がす。

むむ。何か怪しいぞ。


私はお兄ちゃんをどかしてリビングにズカズカ入り込む。


「あ、梓‥おい‥!」


お兄ちゃん何をそんなに焦って‥‥。


「‥よぅ。お前が梓だよな?」


リビングのソファーに座っていた男に話しかけられる。


え‥‥。
待ってなにこの人‥‼︎


この人を包み込むオーラーがものすごくて私は足が固まってしまう。


‥‥ちがう。

今までヤンキーというヤンキーはたくさんみてきたはずなのに

この人はレベルというかオーラーそのものが違う。


< 5 / 39 >

この作品をシェア

pagetop