地獄列車***史人、蘇りたり***
すると、夏広叔父さんは、すこしムッとしたような顔をして、

「そんなことないも~ん」といった。

これが厳しいと噂の警官か。まるで子供ではないか。

私はふっとわらって、「夏広叔父さんは子供みたいだぁ~っ」と、

笑ってやった。

すると、夏広叔父さんは「ちが~うっ僕はれっきとした大人だよっ」

そして、カーディガンの胸ポケットから警察手帳をとりだした。

「ほら、ちゃ~んと、大人だろうっ?」何が大人なのか、それに、大切なはずの警察手帳を持ってきていていいのか、けれど、夏広叔父さんは誇らしげに笑った。私は呆れて「ふんっ、」と言ってやった。すると、
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