地獄列車***史人、蘇りたり***

そのお母さんの叫び声は、沈黙を破るには充分すぎるもので、
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何とあの夏広叔父さんのすねるの殻を破った。

夏広叔父さんはびっくりして、顔をあげ、｢うわぁっ｣

とさけび、お父さんは｢う～あ～～～！｣と意味のわからない奇声をあげた。

......私はというと。

いつものお母さんが怒る声より、もっとこわかったので、

涙目で、ほとんど放心状態だった。

｢...ふう。あ゛ー久しぶりにこんな大声だしたわ。

お兄ちゃんを怒鳴るのは久しぶりじゃないけどね！｣(お母さんが実家に帰ったときに夏広叔父さんがいたらしい。)