イエローブーケ
既に私の横に来ていた男の人
『ヒィッ……イッ…ぃぇ………ん?』
なんかいい匂い……
花の匂い?
トゥル、トゥル、トゥルルルルルル
「あっゴメン、少し待ってて」
電話をとりに店内へ入っていく。
「おで──あり──ござ─す。──です」
いやいや、私がこのチャンス逃す訳がない!
体をくるっと回転させ駅へ向かうため歩き出した。
「あっ!待ってっ!!!……
あっ、いえ………なんでも………。」