至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「会いたいって、思ってくれてたんだって……」
また悪態をつかれるとビクビクしながらも、凌牙の想いを和希に伝える。
「……好きだって言ってくれたの。初めてだった……。あたしを好きになってくれる人なんて」
「なるほど……。昨日今日知った女っつーのじゃないのは、さすが兄貴だな」
意外な言葉に、少し驚いて。
「今の……こんなあたしでもいいって……」
「……」
「嬉しかった……」
「……」
「だから、あたしも凌牙の側に居たい……」
「……」
「……ごめんね……あたしなんかで……」
それでも、我を通すことに申し訳なさでいっぱいのあたしに。
「…………兄貴がそう言うんなら、仕方ねえよ」
諦めたように言う和希は、やっぱり一貫して兄を崇拝する、弟だった。
また悪態をつかれるとビクビクしながらも、凌牙の想いを和希に伝える。
「……好きだって言ってくれたの。初めてだった……。あたしを好きになってくれる人なんて」
「なるほど……。昨日今日知った女っつーのじゃないのは、さすが兄貴だな」
意外な言葉に、少し驚いて。
「今の……こんなあたしでもいいって……」
「……」
「嬉しかった……」
「……」
「だから、あたしも凌牙の側に居たい……」
「……」
「……ごめんね……あたしなんかで……」
それでも、我を通すことに申し訳なさでいっぱいのあたしに。
「…………兄貴がそう言うんなら、仕方ねえよ」
諦めたように言う和希は、やっぱり一貫して兄を崇拝する、弟だった。