至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
思わずそう呟いたあたしに。
「相手はもう結婚しちまったって話で、事実上テルさんの恋は一生叶わねえんだよ」
まるで自分のことのように、大翔が切なそうな顔をした。
……そうなんだ。
結婚してしまったなら、もう無理だよね……。
「それでも、まだ好きなの……?」
今の話からすると、そうなわけで。
「さあな」
でも、なんだか釈然としない。
【沢山悪いこともしてる】
【一番怖いのはテルさん】
そんなテルさんが、黙って彼女を結婚させたなんて。
ヤクザの男なら、相手から奪ってでも彼女を自分のモノにしそうなのに。
だけど、これで若菜の恋もこの先叶う事はないと思うと、ほっとしたのも正直なところで。
なんだか、複雑な気持ちだった。
「相手はもう結婚しちまったって話で、事実上テルさんの恋は一生叶わねえんだよ」
まるで自分のことのように、大翔が切なそうな顔をした。
……そうなんだ。
結婚してしまったなら、もう無理だよね……。
「それでも、まだ好きなの……?」
今の話からすると、そうなわけで。
「さあな」
でも、なんだか釈然としない。
【沢山悪いこともしてる】
【一番怖いのはテルさん】
そんなテルさんが、黙って彼女を結婚させたなんて。
ヤクザの男なら、相手から奪ってでも彼女を自分のモノにしそうなのに。
だけど、これで若菜の恋もこの先叶う事はないと思うと、ほっとしたのも正直なところで。
なんだか、複雑な気持ちだった。