至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
だけど、あんな大量に薬を所持している凌牙に言われても、まったく説得力なんてない。


自分でもそれを分かっているのか、突然後頭部を抑えられ、唇を押し当てられた。


「……んっ……」


まだポカポカと湯気が立ってる状態だからなのか、温かい空気が辺り一帯に広がり。


そのうち、あたしの唇も、同じ体温になって……。


クラクラとした甘い熱に犯され始めたとき。



バサッ……!


そのままベッドに倒された。



「……っ!」


上半身裸の凌牙に押し倒されて、急に心臓が存在をアピールするように騒ぎ出す。




「りょ……凌……牙……?」


至近距離で目と目が合って。


再び、唇をきつく押し当てられた。
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