至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「あの、聞きたいことがあるんです」
テルさんの手が止まる。
聞きたいことは色々ある。
お姉ちゃんのことも聞きたいけど。
「あの……。凌牙は、何の薬を飲んでるんですか?」
……まだ、聞く勇気はなかった。
カップに口をつけていたテルさんが、そのまま目線だけあたしに注ぐ。
明らかに、触れてはいけない領域だったことには間違いなさそう。
「凌牙は、なんて?」
「……前に聞いたときは、腹痛の薬って言ってました」
「だったら、それでいいだろ」
テルさんは至って淡々と言い、コーヒーと共に用意していた雑誌に目を落とす。
テルさんの手が止まる。
聞きたいことは色々ある。
お姉ちゃんのことも聞きたいけど。
「あの……。凌牙は、何の薬を飲んでるんですか?」
……まだ、聞く勇気はなかった。
カップに口をつけていたテルさんが、そのまま目線だけあたしに注ぐ。
明らかに、触れてはいけない領域だったことには間違いなさそう。
「凌牙は、なんて?」
「……前に聞いたときは、腹痛の薬って言ってました」
「だったら、それでいいだろ」
テルさんは至って淡々と言い、コーヒーと共に用意していた雑誌に目を落とす。