至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
実際、側近と呼ばれるテルさんと、彼女という立ち位置に居るあたしの、どちらが凌牙に近い人間かなんて、競うつもりも初めからない。
そんなの、歴史の長さが物語っているから。
彼女には終わりはあっても、側近に終わりなんてきっとない。
……自覚してる。
所詮彼女なんて、明日そうでいられるかの確約もないんだから。
テルさんが雑誌を置く。
何でもない仕草なのに、それだけで心臓が軽く跳ね、鼓動が加速を始めた。
もちろん、さっき凌牙に感じたようなものではなく、緊張で。
聞かなきゃ良かったと後悔したのは、その直後だった。
そんなの、歴史の長さが物語っているから。
彼女には終わりはあっても、側近に終わりなんてきっとない。
……自覚してる。
所詮彼女なんて、明日そうでいられるかの確約もないんだから。
テルさんが雑誌を置く。
何でもない仕草なのに、それだけで心臓が軽く跳ね、鼓動が加速を始めた。
もちろん、さっき凌牙に感じたようなものではなく、緊張で。
聞かなきゃ良かったと後悔したのは、その直後だった。