至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「誰かが家に来るたびに、凌牙は何時間でも押し入れに閉じ込められていた。母親が男でも連れ込んでたんだろう」


耳を塞ぎたい話は、非情にも続けられ。


「凌牙が5歳の頃だ。夕方になったら起こすからと言われ、昼寝をして目覚めたら。そこに母親はいなかった。

凌牙を置いて、そのまま家を出た」



5歳というと、凌牙が双葉園に預けられたころ…。


それで、凌牙は……。



母親に置き去りにされた凌牙と和希は、それで……。



「そのせいで、凌牙は今でも暗所と閉所に恐怖を感じる。持っている薬は、発作を抑えるものと、安定剤だ」


暗所と……閉所……?
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