至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「なんだよなんだよ。そりゃあ、優月のねーちゃんは、あり得ない程美人だったけどよ」


……どうしてお姉ちゃんが出てくるの?


ちょっとムッとした顔を見せたあたしに。


「これやるから元気出せって」


烈さんは、コンビニ袋の中から取り出したマーブルチョコを、あたしの手のひらに無理矢理乗せた。


「……ありがとうごさいます……」


チョコをもらって元気が出るほど、単純な子供じゃないんだけど……。


と思いながらも、それを口へ放り込む。
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