至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「あの、若菜のことで少し……」
それだけで内容が分かったのか、テルさんは抑えていたドアを大きく開いた。
それは入れという意味だと思い、軽く頭を下げながら中へ入る。
「失礼します……」
黒で統一した凌牙の部屋と違い、白を基調とした内装。
その、あまりの真逆さに、一瞬驚く。
清潔感というより、どこか不気味さを感じるほどの白は。
一見黒い世界に見える自分の生きる場所を、自分なりに白だと、肯定しているかのようにさえ思える。
「なんだ」
早く話を始めろと言わんばかりのテルさんの声。
あたしをどこへも座らせず、自分も座らずに。
そんな姿勢に急かされるように、あたしは口を開いた。
それだけで内容が分かったのか、テルさんは抑えていたドアを大きく開いた。
それは入れという意味だと思い、軽く頭を下げながら中へ入る。
「失礼します……」
黒で統一した凌牙の部屋と違い、白を基調とした内装。
その、あまりの真逆さに、一瞬驚く。
清潔感というより、どこか不気味さを感じるほどの白は。
一見黒い世界に見える自分の生きる場所を、自分なりに白だと、肯定しているかのようにさえ思える。
「なんだ」
早く話を始めろと言わんばかりのテルさんの声。
あたしをどこへも座らせず、自分も座らずに。
そんな姿勢に急かされるように、あたしは口を開いた。