至上最強の総長は私を愛しすぎている。～DARK NIGHT～ Ⅱ

七海さんと、デートとか……？


「兄貴が帰って来てるらしいぜ」


「えっ？そうなの？」


驚いた。


あの電話からまだほんの数日。


……そんなに急な話だったんだ。


久々の帰国みたいだし、琉聖さんもこっちに顔を出してる場合じゃないんだろう。


「ねえ。お兄さんは、琉聖さんが暴走族に入ってることは知ってるの？」


なんとなく口にした疑問。


「さあ？３つ違いだっつうし、琉聖さんがジャンに入った頃にはアメリカに行ってるから知らねえんじゃねえの？」


和希がそう言ったところへ、旬が割り込んでくる。