至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「ごちそうさまでした」
その日の夕飯が終わり。
両手を揃えてそう言い、あたしはキッチンへ向かった。
お手伝いの南条さんは、朝食の用意、洗濯、掃除、買い物、夕飯の準備をして、午後にはこの家を出て行く。
あたしは居候の身として、せめて掃除や洗濯くらい手伝いたいけれど、それは南条さんの仕事を奪ってしまうことでもあって。
なら、あたしに出来ることは……と考えた結果、夕飯の後片付けくらいかと、それを買って出ていた。
6人分の食器となると、その量は結構ある。
双葉園では、当番制で片づけをしてたから慣れているし、別に苦にもならない。
シンクに放り込まれたお皿を一枚ずつ洗っていると。