至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「若菜っ…!」


窮屈さから解放されるように、あたしは若菜に向かって小走りした。



「お待たせ!」


「ねーねー、なに頼む?」


若菜は待ちきれない様子で、メニューを広げる。



このお店はパンケーキが美味しいと有名なお店で、女の子同士のお客さんが多い。


店内に充満する甘い匂いが早くも食欲をそそる。


一度来てみたかったお店で、若菜にここを提案したら、即決まった。


あの家のメンバーに連れて行かれるのはラーメン屋ばかりだから、久々の女子って感じのお店に、あたしもテンションが上がる。
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