至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「今日は疲れただろ。早く寝ろよ」


多分それに気づいた凌牙が、不意に優しい言葉を放ちながらシャツを羽織った。


「あ、うん……そうなんだけど」


昼間のことを蒸し返さず、気遣う言葉をかけてくれたことに、つい頬が緩む。


そして、思い出すキスの嵐とキスマーク……。


「逆に寝過ぎて眠れなくなっちゃって……。シャワー浴びて戻ってきたら、灯りがついてたから、ちょっと覗いてみただけ……」


もじもじさせながら言うあたしは、別に何かを期待していたわけじゃないのに。


「なんだよ。抱かれにでも来たのかと思った」


「…ッ…」




もう。


ほんとに、やめて欲しい。
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