至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「……っ、琉聖……っ……」
……琉聖さんっ!?
息を飲むように放ったテルさんの言葉に、みんなが顔を見合わせ。
一斉に玄関の外へ飛び出していく。
「琉聖!」
「琉聖さん!!!」
「琉聖さんっ!?」
一番最後に外へ出たあたしは、その場の光景に愕然とした。
そこにいたのは、顔に沢山の殴られた跡を作り、壁にもたれ掛っている琉聖さんの姿だったから。
……なんで……こんなことに……!?
「どうしたっ!?」
「しっかりして下さい!!」
「琉聖さん大丈夫ですか!!」