至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「始めから期限付きの関係だ。本人たちが辞めるか、期限が来るのを待つだけだった。で、期限が早まったってだけの話なんだろう」


他人事のように話すそれも、その表情は晴れてるわけじゃなく。


……淡々と言っているようで、凌牙も苦しいんだ。



「……切ないね……」


期限付きの恋。


だとしたら、今だけでも本気の恋をしようって、そう思ったのかもしれない。


七海さんは、今後、秀一さんと生涯を共にするなら。


今だけでも……って……。


琉聖さんは、毎日七海さんを送り迎えして。


別れに向かっての毎日の中で、少しでも七海さんといられるようにって。
< 434 / 815 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop