至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
-32-
そのまま、またバイクであてもなく走っていると。


もう放課後の時間になったのか、ちらほら制服姿が外に露出してきた。



「そろそろ本部に行くか」


「うん」



今日はもしかしたら、このまま凌牙と二人で過ごせるのかと思ったけど。


総長たるものが、本部に行かないのはやっぱりマズイらしく。


少し淋しい気持ちを抱えながら。


本部へとバイクを飛ばす凌牙の背中に、ギュッとしがみついた。







本部につくと、他のメンバーはもう顔を揃えていた。
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