至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「琉聖さんは大丈夫なんですか?」


それはそうと琉聖さんも心配で、テルさんに尋ねた。


朝出掛ける時は、まだ寝ていたみたいで会えなかったし……。


「ああ。午前中には家に帰した」


「え、帰しちゃったんですか?」


冷静に言われて驚いた。


だって、まだ秀一さんは、あの家に居るんじゃないの?


そんな所に戻したら、同じことの繰り返しになるんじゃないかと心配になる。


「ああいうのは、一過性の衝動に過ぎない。それが収まれば、顔も見たくない程の嫌悪に変わるだろう。

琉聖からも連絡が入ったが、向こうが琉聖を見ないように避けてるって話だ」
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