至上最強の総長は私を愛しすぎている。～DARK NIGHT～ Ⅱ

七海さんは顔を歪めたあと。


「ダメだよっ……。琉聖があたしと繋がってるって知ったら、琉聖が何されるか。

きっと今だって、琉聖は家からも出してもらえないんだろうし、携帯だって取り上げられてるはず……」


「そんな……」


七海さんがそうだと推測するほど、秀一さんが恐ろしいのか、または……。


琉聖さんは、家族から勘当同然の扱いを受けていると聞いた。


もしかしたら、家族ぐるみで琉聖さんと七海さんを引き離すための策を練っているのかもしれない…。


両家の会社は、七海さんと秀一さんが結婚することで事業を拡大できる。


何をどうしても、七海さんと琉聖さんを引き離したいはずだ。