至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「なんだよ、ガキが」


軽蔑したように、みんなに目を向ける。


「今時不良ごっこか」


玄関に出そろったみんなに目をやって。


「そんなのがカッコいいと思っている時点で、ガキにしか思えない」


淡々と話す男には、もう慣れたはずなのに。


どうしてこんなに違和感を覚えるんだろう……。


冷たいだけで、相手に訴える何かがない。


凌牙やテルさんが淡々としているのは、自分の明確な考えや、相手に訴えたい何かがあるからで。


この人には、それが全く感じられない……。


ただ、冷めてるだけ……。
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