至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「マジ、オマエになんかあったら、耐えられねえのは俺なんだよ」


吸い込まれるような瞳で見つめられて、心臓がドキドキする。


「オマエ、自分の存在自覚しとけよ」


「あたしの……存在……?」


必要としてくれてるってことかな……。


「……ありがとう」


そんな風に言ってもらえて、自然と笑みが零れる。


凌牙も、軽く頬をあげながら、


「指、動くか?」


あたしの左手を指した。
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