至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
学校は、少しの間休むことにした。


利き手じゃなかったのが不幸中の幸い。


ご飯だって不自由なく食べられるし、勉強だって出来るから。


でも、実際の所、傷は痛むし、炎症のせいで熱もあり。


食欲もないし、勉強なんてとてもじゃないけど出来そうにもなかった。




一夜明け、みんなが学校へ出かけ、朝の騒々しい音が一気に消えるこの家。


代わりに、下からは南条さんが家事をする音が聞こえてくる。




ああ……。


傷が痛い……。
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