至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「本郷凌牙って人、知ってるよね?」
面倒くさくなって、お姉ちゃんにとってはもっと面倒くさいだろう話を切り出した。
「……」
お姉ちゃんはあたしの様子を伺うようにしながら、ゆっくり首を縦に下す。
知ってて当然のことだけに、その反応にあたしも驚くこともなく。
「凌牙が、柳迅会へ養子に出されたときのことは覚えてるの?」
「……よく覚えてるわ。もう私は高校生だったし、そのときの園の状況はよく把握していたから」
……やっぱり。
思った通り、お姉ちゃんはそのころから、柳迅会が絡んでいたことを知っていたのだ。
高校生だからって言う理由でもないと思う。
お姉ちゃん、だからだ。
面倒くさくなって、お姉ちゃんにとってはもっと面倒くさいだろう話を切り出した。
「……」
お姉ちゃんはあたしの様子を伺うようにしながら、ゆっくり首を縦に下す。
知ってて当然のことだけに、その反応にあたしも驚くこともなく。
「凌牙が、柳迅会へ養子に出されたときのことは覚えてるの?」
「……よく覚えてるわ。もう私は高校生だったし、そのときの園の状況はよく把握していたから」
……やっぱり。
思った通り、お姉ちゃんはそのころから、柳迅会が絡んでいたことを知っていたのだ。
高校生だからって言う理由でもないと思う。
お姉ちゃん、だからだ。