至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「実を言うとね、双葉園の存続が危ぶまれていたの。廃園の話も出ていたくらいで……。
そうすると、またみんながバラバラになって……兄弟だって、同じところへ行けるかの保証もないって」
「……そうなの?」
そんな話に、すこし困惑したけど。
「だから、凌牙君は双葉園にとっては救世主だったの……」
「……救世主」
なにをそんな、美化しようとして……。
やってることは、人身売買じゃないの?
子どもをお金と交換するなんて、児童養護施設のすることじゃない。
子どもをなんだと思っているんだろう。
「……酷いことするんだね」
そうすると、またみんながバラバラになって……兄弟だって、同じところへ行けるかの保証もないって」
「……そうなの?」
そんな話に、すこし困惑したけど。
「だから、凌牙君は双葉園にとっては救世主だったの……」
「……救世主」
なにをそんな、美化しようとして……。
やってることは、人身売買じゃないの?
子どもをお金と交換するなんて、児童養護施設のすることじゃない。
子どもをなんだと思っているんだろう。
「……酷いことするんだね」