至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「……優月、どうした?」
凌牙があたしの名前を呼べば呼ぶほど、つらくなる。
凌牙が呼ひたい"ユズ"は、本当はあたしじゃないから……。
「ううんっ……なんでもない」
胸の内は悟られたくない。
あくまでも、あたしはひっそり消えるつもりだから。
幸せだった思い出だけを胸に……。
「なんだよ、やっぱ痛ぇのかよ」
「ちがっ……」
手の傷をいつまでも心配してくれる凌牙の優しさに、もっと涙が溢れて言葉にならない。
「……凌牙、ありがとう」
でも、これだけは言いたかった。
凌牙があたしの名前を呼べば呼ぶほど、つらくなる。
凌牙が呼ひたい"ユズ"は、本当はあたしじゃないから……。
「ううんっ……なんでもない」
胸の内は悟られたくない。
あくまでも、あたしはひっそり消えるつもりだから。
幸せだった思い出だけを胸に……。
「なんだよ、やっぱ痛ぇのかよ」
「ちがっ……」
手の傷をいつまでも心配してくれる凌牙の優しさに、もっと涙が溢れて言葉にならない。
「……凌牙、ありがとう」
でも、これだけは言いたかった。