至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
テレビもあり、冷蔵庫やソファもあるこの部屋は、とても生活感があった。


間取りは3LDK。


将来家族を持ったとしても、十分この家で暮らせる広さだ。


開けっ放しの他の部屋をのぞくと、ベッドも置かれていた。


遅くまで双葉園に帰らないのは、放課後はここで過ごしているからなのか……。



無事にマンションへ着いたことを壱冴に知らせようとして携帯を取り出すと。



「……わっ……」


やっぱり、というか。


灰雅メンバーからの着信やメールが、山のように入っていた。



さすが早いな……。


慌てた飯田さんが、きっと凌牙に連絡を入れたんだろう。


凌牙、大翔、旬、テルさんまで入り乱れる着信は、みんなが混乱している証拠。
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