至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「……ごめんね、みんな……」


必死になってあたしを探してくれている。


それを思うと申し訳なくて、胸が痛んだ。


メールの中身を確認する勇気がなく、その中で壱冴からのメールだけを開いた。


【マンションについたか?放課後俺もそっちに行く】


……壱冴も来るんだ。


壱冴に家についたことだけ返信して、そのまま携帯を閉じた。




他人の家だと思うと落ち着かず、ソファに腰を下ろしても、地に足がついてないような感覚でやり過ごしていると。


――コンコン。


部屋のドアがノックされた。
< 626 / 815 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop