至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
――――と。
「一緒に暮らすのもアリじゃねえか」
第一声に、あたしは驚く。
ハッとして顔をあげた。
「俺は卒業したら働く。優月は……学校を続けるなり、やめて働くなり、好きにすればいい……」
「それって……」
「部屋も余ってんだし、いいだろ」
「いや、だけど……」
今まで同じ園に暮らしていて家族同然のようなものだから、今更男とか女とか関係ないかもしれないけど。
でも、それもちょっと違う気もして……。
「なんだよ、意識してんのかよ」
「いやっ、そんなこと」
「そういうの、互いに面倒だろ」
そう言った壱冴は突然。
あたしの肩に手を置いたかと思ったら、
「……っ!!!!」
そのまま引き寄せ、キスをした。