至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
画面をスクロールしていくと、愛しい名前を見つける。



”凌牙”



みんなから入り乱れるメールの中、凌牙からのメールだけ、古いものから開けて行った。



【一体何があったんだ。頼むから話させてくれ】


【どこにいるんだ。無事なのか?】


【心配でたまんねえよ】




「……っ……凌牙っ……」



人違いだとしても、それは紛れもなく"森嶋優月"に向けられた言葉で。


こんなにも優しさを真っ直ぐ向ける凌牙の言葉に、画面が歪んで見えなくなる。




……ごめんね、凌牙……。


どんな理由があるにしても、心配と迷惑を掛けてることには変わりない。
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