至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「……っ……」


なにっ……。


「どっちを信じんだよ」


ジワジワと、腕を掴む手に力が込められていく。


「たかが数か月一緒に居たザコたちと、何年も一緒に暮らしてきた俺と」


「……っ」


重低音のように響く声は、とてつもなく恐ろしく。


「どっちかって聞いてんだよ」


「……」


昨日最後に見た壱冴の姿とはまるで違い。


SPIRALの黒幕という話が、ウソでもないように思えてくる。
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