至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「アイツには、さえねえよ」
「……」
当然のように流れた言葉に、鈍い痛みを感じる胸。
”させない”
それはやっぱり、喜んでなるものではないからだと、無意識で思っている表れ。
兄として、和希には"させたくない"と思うその気持ち。
この運命を背負うのは自分だけで十分。
それを言葉にしない凌牙の強さに、涙が溢れそうになるけど。
……グッとこらえた。
泣いてしまったら、凌牙の世界を否定することになるから。
端から見るより、その世界は深い闇に包まれているのかもしれない……。
「……」
当然のように流れた言葉に、鈍い痛みを感じる胸。
”させない”
それはやっぱり、喜んでなるものではないからだと、無意識で思っている表れ。
兄として、和希には"させたくない"と思うその気持ち。
この運命を背負うのは自分だけで十分。
それを言葉にしない凌牙の強さに、涙が溢れそうになるけど。
……グッとこらえた。
泣いてしまったら、凌牙の世界を否定することになるから。
端から見るより、その世界は深い闇に包まれているのかもしれない……。