至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「……!?」


それが何かを考える暇もなく、あたしは誰かの手によって、部屋の隅に追いやられた。


「えっ……」


それは、あたしを捉える為ではなく、まるで擁護するような行動で……


「…………あっ」


……黒い影が、灰雅のメンバーだと分かったのはその直後。





いつか見た光景と同じ。



……烈さんが先陣を切るようにして、SPIRALの幹部達に殴りかかっていた。


その周りでは、大翔や旬も同じように。


そのほかに、いつも倉庫に溜まっている顔見知りの灰雅メンバー達も大勢いて……。




えっ……。


今度こそ、助かった……?
< 704 / 815 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop