至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
「あたしなんてっ……凌牙こそ、大丈夫?」
凌牙の過去は知らないことになってるけど、今はそんなの構っていられない。
呼吸や動悸の乱れ、意識がしっかりしているのか、胸に手を当てたり顔色をよく見て確認する。
「……情けねえな……」
「ううんっ……」
「総長の俺が……こんなんでっ……」
弱々しく声を吐く凌牙の体を、より一層強く抱きしめた。
ただ、無事だっただけでいい。
総長とかそんなの、あたしにはどうでもいい。
「仕方ないよっ……」
過去のトラウマが、こんなにまで凌牙を苦しめるほど深い傷だったことに、あたしは胸が苦しくてたまらなかった。
凌牙の過去は知らないことになってるけど、今はそんなの構っていられない。
呼吸や動悸の乱れ、意識がしっかりしているのか、胸に手を当てたり顔色をよく見て確認する。
「……情けねえな……」
「ううんっ……」
「総長の俺が……こんなんでっ……」
弱々しく声を吐く凌牙の体を、より一層強く抱きしめた。
ただ、無事だっただけでいい。
総長とかそんなの、あたしにはどうでもいい。
「仕方ないよっ……」
過去のトラウマが、こんなにまで凌牙を苦しめるほど深い傷だったことに、あたしは胸が苦しくてたまらなかった。