至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~ Ⅱ
そして、あたしに抱かれていた体をゆっくり起こす。


「……」


……止めるの?


そうかと思い、動向を見守っていると。


「元々は、オマエが俺に勝手に恨みを持ったことが発端だろ。なら、俺と勝負しろよ」


……違う。


凌牙がとどめを刺すって意味なんだ。


立ち上がろうとする凌牙に、テルさんは大人しくその役目を譲るようで壱冴から手を離す。




「ちょっ……大丈夫なの!?」


立ち上がった瞬間フラッとよろめいた凌牙に、慌てて手を伸ばすけど、凌牙は壱冴に向かって進んでいく。
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